怖い絵展

こんにちは、マーゴです。

上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」へ行ってきました。
ドイツ文学者・中野京子さんが2007年に上梓した『怖い絵』の刊行10周年を記念して企画された展覧会です。

「怖い絵」だけを集め、その絵が「なぜ怖いのか」を解説しているというユニークな絵画展。来場者が、絵の横にある「怖い理由(解説)」をこんなに熱心に熟読している風景も珍しい。

大学で美術史を専攻した私としては、このように美術作品の歴史的背景や裏事情(?)を把握したうえで観賞することは、とても正しい鑑賞のスタイルだし、美術館賞がよりいっそう楽しいものとなることは間違いないと思います。

「殺人」を描いたのは、意外にもポール・セザンヌ。 リンゴの絵など静的なイメージですが、2人がかりで1人を殺している最中の絵です。解説を読まなくても十分怖いです。

「メデューズ号の筏(テオドール・ジェリコー作品の模写)」は、実話を描いた作品。
わずかの水と食料だけで筏に放置された150人近い乗組員たちは、炎天下の海域を13日も漂流し、生き地獄を味わったそう。飲み水をめぐり、殺人、病死、溺死、果ては人肉食…。

本展覧会の目玉となっている「レディ・ジェーン・グレイの処刑」も、イングランドの初代女王の処刑風景を描いた生々しい絵。

どの作品も幸せな気持ちや癒しとはほど遠く、まさに怖い物見たさ。
「閲覧注意」なんて、注意書きがあったらもっと面白かったのに。

ただし、「ツルの恩返し」に代表されるように、見てはいけないものを見るという行為には、後悔がつきものですが「怖い絵展」については、そんな心配は無用。
「安全を約束された環境」で楽しめる、ちょっとした疑似恐怖体験。

ジェットコースターやバンジージャンプほどではないにしても、脳への刺激になりそうです。

「怖い絵展」公式サイト:

会期:2017年10月7日~12月17日 会場:上野の森美術館

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