「世界にひとつのプレイブック」でほのぼの

こんにちは、マーゴです。

今さらですが、2015年ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を受賞した「世界にひとつのプレイブック(原題 Silver Linings Playbook)」をアマゾンプライムビデオで鑑賞しました。

あらすじ

パット(ブラッドレイ・クーパー)は、妻の浮気が原因で心のバランスを崩し、精神病院へ収容されてしまう。
母親の画策により早期退院できたものの、仕事も家も失い両親と実家暮らし。社会復帰し、妻のニッキともよりを戻せると一方的に信じているが、現実は、裁判所から妻への接近禁止令が出されてしまい、奇行も目立つ。
そんなある日、友人との夕食会で、ティファニー(ジェニファー・ローレンス)に出会う。彼女は友人の義妹で、警察官だった夫を亡くし、やはり精神を病んでいるのだった。 エキセントリックなティファニーに振り回されるパットだが、ニッキに手紙を渡してくれることを交換条件に、ティファニーのパートナーとなってダンスコンテストに出場することになるのだが…。

プレイブックとは何ぞや?

ところで、私は最初、「世界にひとつのプレイブック」というタイトルの意味が理解できず、どんな内容の映画なのか想像もつきませんでした。
この映画の原題は、「Silver Linings Playbook」。
Silver Lingsは、英語のことわざ「Every cloud has a silver lining=どんな雲にも銀の裏地が付いている」に由来し、「どんなに困難な状況でも希望ある」という意味になります。
それから「Playbook」は、アメフトの作戦帳のこと。
私はアメフトの知識ゼロだから余計に邦題の意味がわからなかったのだと思います。
原題をそのまま日本語にすれば「絶望を希望に変えるための作戦帳」というところでしょうか。
これなら映画の内容が容易に想像できますが、このまま邦題とするのは難しいですね。

予定調和が心地よい

第85回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、ティファニーを演じたジエニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞した映画です。 しかし、ストーリーそのものはいたって平凡。“不幸から再生して愛をつかむまで”のハートフルなロマンチックコメディといったところ。
ところが、予定調和な展開にもかかわらず最後まで楽しめました。

正直、これがアカデミー賞の作品賞候補?とは思います。
でも、脚本、役者、演出など全体のバランスがとてもいい。

悪者は登場しませんが、ダメ人間はたくさん登場します。
むしろダメ人間しか登場しない。

パットの精神崩壊は遺伝じゃないのか、と思うくらい、パットの父親(ロバート・デ・ニーロ)もダメダメです。
アメフトファンだけど、他のファンともめてスタジアムから出禁をくらったり、レストランの開業資金を賭け事に使ったりします。こんなパパだから、パットのクレイジーぶりをそれほど深刻にとらえてないのかもしれませんが。

ニッキも自宅で夫の同僚と浮気をするとき、自分の結婚式で使った思い出の曲をかけてしまうあたりがダメですね。いや、そもそも浮気がダメか…。

パットの母親も、息子可愛さに病気が治ってないのに手をまわして退院させてしまうし。

しかし、誰も本気で憎めない。 他人事ってこともあるけど笑えます。
誰でも自分や家族、友人にも、ダメな部分はあるでしょう。
それがわかっているからこそ、この映画のストーリーが平凡に見えるのかもしれません。

精神の病や妻の浮気など、一見すると暗い話を実に軽やかに描いています。
こんなに安心して観ていられる映画も悪くないね、といった感想です。

ラストも想像どおりだけれど、どんな映画においても、困難を乗り越えて幸せをつかむ主人公の姿を見るのは気持ちいいものです。

二人の恋はいつ始まったのか?

さて、いったいパットとティファニーは、いつ恋に落ちたのか?
パットは、自分を裏切った妻のニッキと、今も相思相愛と一方的に信じて、奇行を繰り返します。
そして、性依存症のティファニーのアプローチに対しても、迷惑そうな態度。
一方のティファニーも、パットにちょっかいを出しながら、他の男性へもアプローチをかけていたりします。

こんな二人が恋に落ちたのは、実は初対面のディナーの席では?
精神を病んでいる者同志、服用している薬の話で盛り上がるシーン。
愛する者を失った悲しみに心が耐え切れなくなっているのに、周囲に受け入れられず、奇行を警戒されてるパットとティファニー。

楽しそうに薬の話をしている場面は、誰も割り込めない二人の世界が出来上がっているように見えます。 まだ本人たちに自覚はなかったかもしれないけれど、確かに化学反応が起きていました。

気分が落ち込んだ時、何かを考えすぎてるなと思った時に、おススメの作品です。

「世界にひとつのプレイブック」

監督: デビッド・O・ラッセル

出演: ブラッドリー・クーパー, ジェニファー・ローレンス, ロバート・デ・ニーロ, ジャッキー・ウィーヴァー, クリス・タッカー

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